特急“踊り子号”、“サフィール踊り子号”で、都内、横浜方面から乗り換えなしで行く伊豆の旅!

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踊り子号で行く伊豆

特急 “踊り子号”、豪華列車 “サフィール踊り子号”

踊り子号”、“サフィール踊り子号”は共に、東京駅、新宿駅、横浜方面から、静岡県伊豆半島に向かう特急電車です。

踊り子号は、伊豆急下田駅行きと、修善寺行きの特急列車です。
一つの車両として東京方面から熱海駅まで向かい、熱海駅にて下田行きと修善寺行きに切り離されて各方面に向かいます。

サフィール踊り子号は東京方面から伊豆急下田駅行きの特急列車です。
全車両グリーン席となっていて踊り子号よりも、さらに豪華な電車です。

個室もあり、グループでの移動も可能です。カフェテリアも設備されています。

修善寺方面行のサフィール踊り子号はありません。

新幹線や東海道線の場合、熱海駅で下田方面、三島駅で修善寺方面に乗り換えが必要となりますが、
踊り子の場合、乗車したまま、最寄りの駅まで行くことができます。

運行区間

踊り子号、サフィール踊り子号停車駅
踊り子号、サフィール踊り子号停車駅

※新宿発の伊豆急下田行サフィール踊り子号は、土、日、祝のみの運行です。
※池袋発の修善寺行、修善寺発の池袋行の踊り子号はありません。

踊り子号

踊り子号
熱海駅に入線する踊り子号

踊り子号は、伊豆急下田駅方面、もしくは修善寺方面に向かいます。

一つの列車として都内、横浜方面を出発し、途中熱海駅にて、車両が切り離され、
伊東線、伊豆急行線を通って伊豆急下田駅に向かう電車
三島駅を経由して伊豆箱根鉄道 駿豆線内に入って修善寺駅に行く電車に分かれます。

下田や修善寺から、都内方面に向かう場合は、熱海駅にて、修善寺駅から来た電車と下田駅から来た電車が連結されます。


前1-9号車が下田行き、後ろ10-14号車が修善寺行きとなります。

座席未指定券という、自由席に似たような券があり、空いている席には座ってよいという座席券(座席上にあるランプで、今後他の乗客がその席を座るかどうかわかる)の場合、下田駅方面、修善寺駅方面の確認は大切です。

※座席未指定券
その後の駅で乗り込む方が予約されている場合は、その駅までに席を移動しなければならない。
ランプで空席かどうかを確認します。
ランプの色が 空席黄色 その座席を購入された方がまもなく乗車される 座れません。

踊り子の写真を撮っている際にも、伊東駅に行きたい方が、後ろの修善寺駅行に乗り込んでいて、
駅員さんに“伊東駅まで行きますか”と確認していて、“行きませんよ~”、“えっ!どうしよう!?”というようなやり取りをされていました。

乗っている車両が下田行き方面か、修善寺行き方面かの事前確認は必要です。

伊豆急下田方面行き停車駅

サフィール踊り子、踊り子停車駅
熱海から伊豆急下田駅までの停車駅

熱海駅で修善寺行きと別れ、下田方面に向かいます。

サフィール踊り子号は、修善寺行きはないため車両の切り離しなどはなく、下田方面にのみ向かいます。

キンメ電車、黒船電車

黒船電車
熱海駅に停車する黒船電車

指定席なし、普通乗車券(特急券不要)で乗れるキンメ電車、黒船電車という電車があります。

名産のキンメダイ、下田にペリーが黒船で来航したことは有名です。

下田にはペリーロードというおしゃれなカフェ、雑貨屋が立ち並ぶエリアもあります。
黒船電車は、黒を基調とした電車です。先頭車両は展望席といった斜めの階段状に席が配置されています。

キンメ電車、黒船列車共に各駅停車で、特殊な装飾、窓に向いて座席があるなど観光電車としても有名です。

河津桜のシーズンなど、タイミングによってはかなりの混雑になりますので、座れないこともあるかもしれません。

踊り子号で、途中の駅まで来て、キンメ電車、黒船電車に乗り換えて目的地までいくというのもありかもしれません。

本数は共に少ないため、事前の時刻表の確認は必須です。

写真は熱海駅に停車する黒船電車ですが、到着時は満席の様子で、車内の通路にも人がいっぱいでした。乗り込む駅によってはすでに満席の場合もありそうです。

修善寺方面行き停車駅

伊豆箱根鉄道、踊り子号停車駅
熱海から修善寺駅までの停車駅
修善寺駅に停車する踊り子号と各駅停車
修善寺駅に停車する踊り子号(右)と各駅停車(左)

熱海駅で下田方面行きと別れた電車は、三島駅を経由して伊豆箱根鉄道 駿豆線内へと入って終点修善寺駅に向かいます。

修善寺方面(南方面)に向かっている場合、背(北)の方面に富士山が見えます。

2023年時点で、各駅停車には“ラブライブ”ラッピングされた車両も走っており、駅停車時、すれ違い時に高確率で見られると思います。

三島駅南口目の前には“楽寿園”、
三島駅、三島広小路、三島田町駅からの徒歩圏内には“三島大社”があります。

大場駅には伊豆箱根鉄道の本社があり、静岡県でとても有名なハンバーグレストラン“さわやか函南店”
も駅から約15分内と、歩けない距離ではない位置にあります。
伊豆箱根鉄道沿線で駅から歩いて行けるさわやかは、今のところ(2023年時点)でこの店舗のみです。

韮山駅には世界遺産にも登録されている“反射炉”があります。
閉館してしまいましたが、22年のドラマ「鎌倉殿の13人」の頃は駅前の韮山時代劇場に「大河館」がありました。

伊豆長岡駅は、伊豆長岡温泉としても有名で、ロープウェイに乗って葛城山の山頂に向かうと富士山や伊豆が一望でき、おしゃれなカフェなどもある“伊豆パノラマパーク 碧テラス”があります。
三津シーパラダイス(みとしー)の最寄り駅もこの駅となります。

大仁駅から近くには、プロ野球 読売巨人軍終身名誉監督でもある伝説の長嶋茂雄氏が、現役時代に自主トレをしていたエリアでもあり大仁ホテルに宿を構えていました。その縁もあって長嶋茂雄ロードなるものもあります。

終点修善寺駅は新しい綺麗な駅舎で、土産物屋、コンビニなどの施設は充実しています。

テレビなどメディアにも何度も紹介されている あじ寿司を修善寺駅で購入できます。

駅周辺には、あまり遊べる、観光する施設は少ないのですが、温泉宿がたくさんある修善寺温泉郷、天城方面、西伊豆方面といった各方面に移動するバスの発着場でもあります。

サフィール踊り子号

サフィール踊り子号
熱海駅に入線するサフィール踊り子号、隣は黒船電車

おすすめな点

都内から乗り換えなしで、伊東、下田方面の目的駅まで行けます。

カフェテリアも設備されていて、もはやレストラン、どころか電車全体が移動するホテルみたいです。
下田方面に向かって左側に見える相模湾を見ながらゆったりと旅を楽しめます。

座席も自由席はなく、全車両グリーン車、プレミアムグリーン車となり、より優雅に移動できますので、デートなどで使用するにも良いかもしれません。

踊り子号とは使用している車両の見た目が全く異なり、
内装やサービスも踊り子号よりもさらに豪華な車両で優雅な旅を楽しめます。

個室もあります。

1-4名用、1-6名用の個室もあります、ゆったりとした伊豆半島までの旅をグループ、女子旅、家族で楽しめます。

サフィール踊り子号の停車駅(熱海駅-伊豆急下田駅)

サフィール踊り子号 停車駅
サフィール踊り子号 停車駅

運賃

全席グリーン席です。
プレミアムグリーン、個室(1-4名)、個室(1-6名)、グリーンがあります。

指定席券売機、みどりの窓口で購入できます。
プレミアムグリーンとグリーンは“えきねっと”でも購入可能です。

通常期の料金と、シーズン別の特急料金があります。
1号車 プレミアムグリーン(通常期)
東京-伊東 大人1名 8470円
東京-伊豆急下田 大人1名 12460円
2・3号車 グリーン個室/1-4名個室(通常期)
東京-伊東 3名利用 23710円
4名利用 27880円
東京-伊豆急下田 3名利用 33880円
4名利用 40240円
2・3号車 グリーン個室/1-6名個室(通常期)
東京-伊東 4名利用 33480円
6名利用 41820円
東京-伊豆急下田 4名利用 47640円
6名利用 60360円
5-8号車 グリーン車(通常期)
東京-伊東 大人1名 6970円
東京-伊豆急下田 大人1名 10060円

運行区間

サフィール踊り子号は、伊豆急下田駅方面行きのみとなりますので、修善寺方面には向かいません。

東京-伊豆急下田駅間を結びます。
下りのみ臨時で(土、日、祝のみ)新宿駅発、伊豆急下田駅行きがあります。

熱海からの停車駅は踊り子号とほぼ変わりません。
(踊り子号は一部網代駅にも停まります。)

所要時間

所要時間は東京駅から伊豆急下田駅まで約2時間半、熱海駅から伊豆急下田駅まで約1時間20分。

伊東駅に停車するサフィール踊り子号
伊東駅に停車するサフィール踊り子号

富士山を見たい旅なら修善寺行き

伊豆半島は山が多く、伊豆エリアに入ってもどのエリアからも富士山が見えるというわけではありません。

熱海、三島間には山があり、修善寺から伊東方面、下田駅方面に向かうにも「天城~越え~ 」の歌で有名な天城山といった山があります。神奈川県内では遠くに見えていた富士山が、静岡に入ったのに見えないということも場所によってはあります。

熱海、伊東、下田といった側からは富士山は見えにくく、
富士山を見るならば修善寺行きの旅がおすすめです。

ロープウェイに乗って山に登る伊豆パノラマパーク/碧テラスは富士山はもちろん、伊豆、駿河湾を見渡すことができます。(最寄りは伊豆長岡駅)

伊豆長岡、大仁、修善寺温泉といった温泉地でもあり、温泉宿もとても充実しています。
修善寺からバスで西伊豆方面に向かうこともありかと思います。

ゆったりと温泉につかりながら、富士山を堪能してください!

富士山が見えない宿、部屋もありますので、必ず予約時に確認した方が良いです。

THE ROYAL EXPREES

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